妊娠中に血糖値が正常を超えて高くなる状態です。妊娠の経過や産後のお母さんの糖尿病の発症にも影響を与えます。御所南はらしまクリニックでは、専門的に診療を行っています。
また、妊娠糖尿病の研究、産後うつの研究も行っています。ご協力頂ける方を募集しています。詳しくはお問い合わせください。
現在、35~49歳の合計特殊出生率は約25%です。初産の年齢も33歳です。35歳以上の妊娠では、25歳未満と比較して、妊娠糖尿病の発症リスクが約8倍になると報告されています。
また、妊婦さんでは妊娠高血圧症候群や流産早産、帝王切開のリスクが高くなり、児は、胎児死亡や巨大児、新生児低血糖などの発症リスクが高いとされています。
さらに、出産後も、妊娠糖尿病だった母親の10年後の糖尿病発症リスクは約7.4倍と高く、また、10歳~14歳の妊娠糖尿病だった母親から生まれた子どもは、そうでなかった子どもと比べて、肥満や脂肪量が多くなることが明らかとなっています。
妊娠糖尿病と診断される方は、全妊娠の8%以上と、決して稀ではありません。疑いのある方は、躊躇しないで、気軽にご相談ください。